こんにちは!
ENHANCERのPengです!
私事ですが、僕、メンバーのみでっと、らぞの3人は、2020/7/4に行われたG検定を受験してきました!
無事3人とも合格することができたのですが、そもそもG検定って何なのか、G検定を受けるメリットはあるのか、どのような対策を行なったのかなどなど、疑問に思う点がたくさんあると思うので、今回はそれらの疑問を解決していけたらと思います!
僕も初学者でPythonを始めたばっかりですが、このG検定に向けて勉強したことで、AIや機械学習、ディープラーニングに関する基礎知識を獲得できたのではないかなと思っています。
はじめに
昨今、AIや機械学習、ディープラーニングという言葉がいろんな場所で聞かれるようになりましたね、。AIやディープラーニングの活用増加に伴って、それらを活用できる人材の需要も高まってきています。
しかし、AIやディープラーニングを勉強しようと思っても、漠然としていて、何をどう勉強すればよいのかよくわからないといった方も多いのではないでしょうか。
その点、G検定はAI、機械学習、ディープラーニングに関する基礎知識を問う検定なので、それに向けて勉強をすれば知識の基礎は固められると思います!
僕自身、G検定を受験するために勉強して、ある程度AIや機械学習、ディープラーニングの基礎知識を学ぶことができました。
また、対策テキストはわかりやすく書かれていて、G検定を受ける、受けないにかかわらず、この知識は持っておいて損はないなと思える内容でした!
確かに、仕組みを知らなくてもプログラムのコードを書いて実行できればそれでよい面もあるのですが、ある程度どんな仕組みで動いているのかぐらいは知っておきたいですよね??
そんな人はG検定を受けてみるのもありだと思います!
前置きが長くなりましたが、さっそくG検定について概要を簡単に説明していこうと思います!
G検定とは
そもそも、「G検定」というものをご存じでしょうか。
G検定は「一般財団法人日本ディープラーニング協会」が開催している検定試験です。
このGという文字はGeneralist(ジェネラリスト)のGで、G検定は、
ディープラーニングを事業に活用するための知識を持っているかどうか
を検定する試験となっています。
協会のホームページではG検定は次のような定義をされています。
「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する」
協会のホームページでは、G検定に関する新着情報や、概要、申し込み方法、日程、試験範囲などを確認することができます。
G検定の概要
先ほど挙げたホームぺージを見てもらえばわかるのですが、一応ここでもG検定の概要を簡単に説明していこうと思います。
受験資格
制限なし
実施概要
試験時間:120分
知識問題(多岐選択式・220問程度)
オンライン実施(自宅受験)
出題範囲
シラバスより出題
受験費用
一般:12,000円(税抜)
学生:5,000円(税抜)
受験サイト
だいたいこんな感じです!↑↑
G検定を受けるメリット
ここではG検定を受けるメリットについてご紹介していきます!
12,000円、5000円も払うんだから、何かしらメリットが欲しいですよね?
G検定を受けるメリットについては簡単に下にまとめました!
- AIや機械学習、ディープラーニングに関する基礎知識を営業やマーケティング、転職などに活用できる。
- 合格するとG検定取得を証明するロゴをもらうことができ、名刺などに掲載すれば客観的証明になる。
- 合格者専用のコミュニティへの参加資格が与えられ、勉強会やビジネスに関する情報、政治情報などの情報を受けとることができる。
- 機械学習やディープラーニングを実際にプログラムしていくにあたって、どのような原理で何をやっているのかなどを勉強できる。
僕自身は4で、
AIや機械学習、ディープラーニングという言葉を最近よく聞くし、自分もプログラミングを始めてその方面に興味があるけど、どのようにその方面の知識を勉強していけばいいの?
といった疑問を当初から感じていました。
AIに関するニュースなどを見ても、全体像がつかめず、一つ一つ検索するのも時間がかかる、、。
その点、G検定の対策テキストは、人工知能について、実際に用いられている数学的概念(ここは簡単にですが)、機械学習の種類や仕組み、ディープラーニングの基本や研究分野から、ディープラーニングの産業展開、制度政策までがまとめられていて、非常に勉強になりました。
プログラミングの参考書を読んでいても、このコードは何を実行しているのだろう、畳み込みニューラルネットワークとか、サポートベクトルマシンってなに?みたいな疑問が次から次へと生まれてきて、自分が何をやっているのかわからないみたいな状況が多々あることでしょう。
実際、僕はそうでした。
しかし、G検定へ向けての勉強を通して、今自分がどんなことをやろうとしているのかがわかるようになって、学習がスムーズに進んでいる気がしています。
僕のようにAIや機械学習、ディープラーニングに興味があって色々なことを勉強したい!という方もG検定を受けてみるのもありだと思います!
え、?それじゃあ勝手に自分で勉強すればいいじゃん。わざわざお金のかかる検定を受ける必要ある?
と思った方、、。
実際知識のアウトプットとしての検定試験があるのとないのでは、モチベーションに差がついてきます!
せっかく知識を習得するなら形としての証明も欲しいことでしょう。
G検定に合格すれば上に挙げたメリットも付いてきますしね!
あと、個人差があるかもしれませんが、内容的に意外と勉強時間が少なくて済むのも、隠れメリットの一つだと考えています。。
受けてみての感想と対策
ここからは僕が実際に受けて思った感想と、合格するために行った対策をご紹介したいと思います!
G検定の概要のところには書いていませんが、G検定の回答は選択式です。
また、そのほかの注目するべきは試験時間と問題数、受験場所ではないでしょうか。
あくまで僕の主観ですが、試験時間の120分は問題数との兼ね合いでうまく設定されていて、意外と最後の方は時間が足りませんでした。
自宅、しかもオンライン受験で、わからないところは調べられてしまうのですが、ある程度知識を持っていないと、調べていたら時間が無くなってしまう可能性があります。
しかも結構わからない問題ありました、笑
僕自身参考書をやり込んでいって、基礎的なところはほぼ即答だったのですが、だいたい問題の1/3は調べてもよくわからないみたいな内容が出題されました。(今回だけなのか不偏的にそうなのかは定かではないですが、)
参考書に載っている内容はほぼ即答できるくらいに仕上げていかないと、時間切れになる可能性がありますので、注意してください。
感想
感想としては、難しかった、というのが正直なところです。
いくつかの参考書や問題集を使って勉強したのですが、どこにも載っていないみたいな問題もざらにありましたし、なにより常に時間に追われているという感覚がありました。
今回あまりやらなかったのですが、回答を保留しておく機能もありますので、わからない問題を飛ばして最後まで進んでから、戻ってゆっくり回答を行うのも一つの手かなとも思いました。
僕の場合は一つずつわからない問題を調べていたので、最後の方は本当に時間ぎりぎりで、適当に回答した問題も少なからずありました、、、。
皆さんはそのような事態にならないよう、しっかりと計画を立てて臨むようにしてください。
対策
対策としては参考書を何周かして、前日に問題集で勉強をしたという感じです。
内容的には基本的なものが出題されますので、僕の場合は受験1か月前からの勉強で十分間に合いました。
それほど範囲も広くなく、勉強しやすく感じましたね。
ただし、感想のところでも述べたように、参考書だけでは明らかに不十分ですし、この分野の研究、開発、制度改革は日進月歩なので、最新のニュースや制度を受験前にはチェックすることを、強くお勧めします。
ここからは一応、僕が実際に使った参考書をご紹介しますね!
1.これ一冊で最短合格 ディープラーニングG検定ジェネラリスト要点整理テキスト&問題集
僕は主にこの書籍を使って勉強しました!
各章の学習のアドバイスや、出題者の目線を分析した解説がついていて、内容もとても見やすい印象です。
それと一章があまり長くないので、空き時間に少しずつ進めていけるのもおすすめポイントですね。
章末問題で理解度をチェックできるのもいいですし、赤シートが入っていて、重要な赤の太字を隠して学習できるようところもうれしかったです。
また、他の参考書にはあまり乗っていない機械学習における数学的基礎知識(簡単な微分、行列の計算など)や、法制度の勉強ができるところもよかった点かなと思います。
実際、試験中にはこれの目次から該当の文章を探して回答を行っていました。
ちなみに僕は三周くらいしましたかね。一章あたり30分程度、第9章までなので、やろうと思えばすぐに一周できるくらいの内容になっていました!
2.徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集
これは実際の試験の前日に取り組みました!
本番さながらの問題が用意されていて、どれくらい時間が必要なのか、どんな問題が出てくるのかなど、プレテスト的な気持ちで使うと有効だと思います!
1.で挙げた参考書をばっちり仕上げていって、前日にこれをやる、というのが僕の流れでした。
こちらもおすすめです!
3.ディープラーニングG検定公式テキスト
JDLAが出している公式の対策テキストです。
ちゃんとG検定の出題範囲を抑えていて、さすが公式テキストといった感じです。
広く浅くAI、機械学習、ディープラーニングについての概要が書かれています。
章末に練習問題があり、ちゃんと学習が身についているかも確認できるようになっています!
しかし、この公式テキスト、あんまり評判は良くないみたいです、、笑
僕の意見としては上にあげた参考書をやることをおすすめしますかね笑
4.AI白書
これは最近のAIの技術や利用動向、制度制作などを解説している本です。
2017年、2019年版に続く三作目ですね。
実は、これはG検定の当日にはほとんど使いませんでした。笑
なぜなら、索引が少なくて実際に問題ででてきた内容を探すのに時間がかかりすぎるからです、、。
ですが、AIの技術や最近の動向の方面もしっかり勉強したいという人にはおすすめですね!
G検定には直接的に役に立ったというわけではありませんが、とても勉強になる一冊です!
おわりに
G検定の感想と対策、いかがだったでしょうか。
皆さんがG検定を受ける際の参考になれば幸いです。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
ENHANCER Peng