こんばんは、代表のみでっとです。
先週の投稿に引き続き、2020年7月第2週に発表された最新のAIニュースを簡単にお伝えしていこうと思います!
各回5分程度で読み切れる内容となっているので、最新技術をキャッチアップする一助としていただけると幸いです(^▽^)/
先週の記事をまだ読まれていない方は、合わせて以下のページからどうぞ!
~AIが選び抜いたまぐろ×極み熟成技術~ AIまぐろ
大手回転寿司チェーン「無添くら寿司」は、熟練のまぐろ目利き職人の技をディープラーニングで受け継ぎ、尾の断面から品質を判定し美味しいまぐろを精選するAI「TUNA SCOPE(TM)」が目利きした新商品「極み熟成AIまぐろ」を7月10日から発売することを発表しました。
とても美味しそうなまぐろの写真で、見ているだけでお腹がすいてきてしまいますね!(笑)
今回の肝となるAI「TUNA SCOPE(TM)」は電通・ISIDにより開発されたAI技術(TUNA SCOPE-匠の目利きを、AIに託す)で、なんと約4000本のマグロの断面を機械学習させていて、まぐろの尾を断面スキャンするとその品質が瞬時に判定できるとのこと。
今回初めて知ったのですが、まぐろの尾の断面には品質を示すあらゆる情報が凝縮されているといわれていて、熟練の仲買人は長年の経験と勘から目利きを行っているそうです。
公式HPによると、ディープラーニングをAI開発に用いることで自動的に特徴量を抽出できるため、AIが独自に解釈して職人自身でも言語化が難しい目利きの極意を習得できたとのことで、従来のエキスパートシステムからの進歩を感じますね。
コロナ禍で魚市場に目利き職人を派遣できないような場合であっても、「TUNA SCOPE(TM)」を用いることで安定して高品質なまぐろを24時間無休で提供できるようになることが期待されますね✨
販売価格は2貫200円(税抜)とリーズナブルなお値段で、無くなり次第終了とのことなので、AIが高品質と判断したまぐろの味と、職人が目利きしたまぐろの味を比較してみたい!という方は是非一度お店に足を運んでみてはいかかでしょうか。
広告視認数に応じたインプレッション計測モデルを構築
株式会社LIVE BOARDと富士通株式会社は、7月8日、屋内に設置されたデジタルサイネージ(液晶ディスプレイやLEDを用いた映像表示装置、広告等の媒体として用いられる)の広告価値を定量的に計測できるモデルを構築したと発表しました。
出典:LIVE BOARDと富士通、新たな屋内広告配信サービスの基盤となる、広告視認数に応じたインプレッション計測モデルを構築(同社資料より)
本技術は、富士通株式会社のAI画像解析ソリューション「FUJITSU Technical Computing Solution GREENAGES Citywide Surveillance V3」で実際に広告を見たと推定できる人数(視認数)を推定し、得られたデータを株式会社LIVE BOARDが提供するオンラインのアドネットワーク「LIVE BOARD Network」と組み合わせることで実現していて、これまで測定が難しかった広告価値を広告視認数等の定量的なデータで把握することが可能となります。
なお現在は商用サービス開始に先駆けて、美容室専門デジタルサイネージメディアを展開している株式会社CMerTVとコラボし広告配信の試験運用を開始したとのことです。
「FUJITSU Technical Computing Solution GREENAGES Citywide Surveillance V3」はデジタルサイネージ付近に設置したカメラ画像から群衆の視認方向を測定可能で、そのデータを基に広告視認数、視聴時間、視聴率を算出していて、カメラに写っている人物が小さい状況でも、頭部の向きや角度から個々人の視認方向を検出できます。
また、個人を特定することなく髪形や服装などの全身特徴から、群衆の性別や年代を推定することもできるため、より効果的な広告枠の販売等に結び付けられる可能性があり、今後は鉄道駅構内や商業施設等の屋内デジタルサイネージへの計測モデルの活用を進めていく方針であるとのことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
このような分野への応用も知りたい!というご要望や内容に関する感想などありましたら、コメント欄よりお願いします!
それではまた来週のまとめ記事でお会いしましょう!
みでっと
“【最新AIニュースまとめ】~2020年7月第2週~” への1件の返信