【最新AIニュースまとめ】~2020年7月第1週~

こんばんは、代表のみでっとです。

最近、よくAI×金融、AI×スポーツ、AI×不動産などなど、様々な分野にAIが応用されるニュースを耳にするようになりましたね!

そのこともあってか、AIに興味があって、プログラミング言語Pythonを始めてみた!という声をちらほら耳にする機会が増えてきた印象があります!

個人的にも、最近はAIと自分の専門性である材料と研究を組み合わせて何か面白いことをしたいな~と思って、研究活動の傍らディープラーニングの技術を勉強して実際に実装してみて理解を深めている最中です(^▽^)/

現在はStyleGANと呼ばれるディープラーニングの最新技術で理想のアニメキャラクターの作成や、Spleeterと呼ばれるライブラリを用いて音楽のEurobeat化に挑戦したりしています。(ある程度形になったらまた紹介させていただきますね!)

先述したように様々な分野に応用されていているAIですが、直近で実際にどんなことに応用されているのでしょうか?

色々な企業で新しい技術が開発され、多様なソリューションが提案されている現状を鑑みると、最新のAIニュースをキャッチアップするのは常にアンテナを張っている必要がありとても難しいと思います💦

そこで本記事では、該当する週に発表された「AIが活用されたニュース」を簡単2~3個程度まとめていこうと思います!

毎回5分程度でざっと目が通せるような構成にしていく予定なので、毎週定期的に最新のニュースをキャッチアップしていくお手伝いが出来ればよいなと考えています(o^―^o)

なお、この分野のAI活用についてのニュースが特に知りたい!などのご要望や内容に関するご意見は是非コメント欄からお願いします。

質問に答えるAI回答検索サービス COTOHA Search Assist

NTTコミュニケーションズは6月29日、在宅勤務支援、社内ヘルプデスク支援などを目的とし、AIが多種多様な質問に対し自動で答えてくれるサービス「COTOHA Search Assist」を6月30日から提供すると発表しました。

出典:COTOHA Search Assist | NTTコミュニケーションズ(同社資料より)

このサービスはNTTグループのAI関連技術である「corevo」の機械読解技術を活用していて、ブラウザ上で質問を入力すると、あらかじめアップロードされている業務マニュアル等をAIが参照し内容を理解したうえで返答を行ってくれるものとなっています。

例えば、最近主流になりつつある在宅勤務を行っているときに、

「この書類は何形式で提出するんだっけ…?」

など社内の誰かに聞けば一発で分かる内容なのに、それを調べるために作業が一旦ストップしてしまうのは効率的ではないですよね。

そういったときに「COTOHA Search Assist」を活用すると、文章の意味を理解したうえで参照すべき的確なドキュメントの提示を行ってくれるため、キーワード検索よりも精度高く答えにたどり着くことができるようになっています。

また、AIを活用したサービスの特徴の一つで、質問者からのフィードバックを得て使えば使うほど精度が向上していくため、より的確な答えをはじき出してくれるようになるのも嬉しい特徴の一つですね!

その他にも、FAQが不要というのも大きなメリットの一つですね。

従来であればこのように質問に対し回答を提示するシステムはあらかじめよくある質問を想定し、1対1で答えを対応させてデータベース上に蓄積させておく必要がありました。

しかし本システムは、既存のドキュメントをアップロードするだけで利用可能なので多種多様な質問に対応できるようになっただけでなく、FAQ形式のファイルを用意する必要がないため手軽に導入できるものとなっています。

気になる利用料金ですが、初期費用が無料、月額料金50万円(税別、初月無料)となっています。利用ID数は100まで、ドキュメント容量は500ファイル、5GBまでとなっています。

同社は今後、対応するファイル形式の拡充や、プランの追加を予定しているとのことです。

AIによる成約上昇分析ツール「MOTOR GATE AI」

クルマ・ポータルサイト「グーネット」などを運営している株式会社プロトコーポレーションは7月2日、同社で提供している中古車販売会社の経営支援システム「MOTOR GATE」において、「グーネット」に掲載されている中古車画像を解析し、車種情報などをAIが自動でデータ化するツール「MOTOR GATE AI」の提供を開始したことを発表しました。

出典:MOTOR GATE AI(同社資料より)

今回のAI機能は中古車販売会社の業務効率化、在庫回転率、収益力向上などを目的に研究が進められ、長年蓄積してきたビックデータをAIで解析することで提供が可能になったとのことで、独自のビックデータを持っている企業は強いなという印象を受けました。

本サービスを利用することで、web等に在庫車両のデータを登録する際に必要な中古車のデータの収集にかかる時間を従来の1/2に短縮できるとのことで、実に1日あたり約1時間削減できるとのことです。

また、掲載された中古車画像に装着されている人気のパーツや装備をAIが自動で分析し、ユーザビリティの向上も見込めるということです。

同社は今後も、ビックデータとAI技術を通じて中古車業界に経営支援を行うことで業界に貢献していきたいと述べています。

最後に。

いかがでしたか?

少しでも最新の技術についての理解を深めていただけたのであれば幸いです!

最後に、今回紹介された技術に対して率直に感じたことを簡単に述べさせてください。

2つ目に紹介させていただいた「MOTOR GATE AI」は、従来手作業で行っていた業務にかかる時間を1/2まで削減できるという素晴らしい技術で、中古車の画像を一枚一枚確認し、中古車の情報を読み取りデータ化する業務をAI技術で自動化する例でした。

画像を読み取りデータ化、というのはあらかじめやるべきことが決まっていてルールベースで行える業務で、一般的にこうした業務はルーティーンワークと呼ばれています。

こうしたルーティーンワークはAIで特に代替しやすいと言われていて、AIが人間に代わって代行して行う概念は特にRPA(Robotic Process Automation)と呼ばれています。

日本は特にルーティーンワークが業務全体に占める割合が多いというデータもあり、個人的にはこれからAIによる業務効率化は加速していきそうな印象を受けています。

その一方、AIに業務を代替されて自分の仕事が奪われてしまうのでは…、とAIを脅威と感じる人が一定数存在しているのも事実で、未開拓の分野にAIを導入していくうえでの課題になりそうです。

AIはあくまで人々の生活を豊かにするために活用されるべきだと思っているので、皆がWin-Winの関係になれる立ち位置を見つけていければな、と今回記事を執筆しながら感じました…!

ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。

それではまた来週のまとめ記事でお会いしましょう!

みでっと

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