Google ColaboratoryでPythonを始めよう!

前回の記事(Pythonを始めよう!~プログラミング初心者向け~)の続編になります。
まだご覧になられていない方は、こちらからどうぞ。

前回の振り返り

ここで一度、前回までの振り返りを行っておきます!

前回の記事では、Pythonを実際に始めるうえで必要な環境について、また、色々な方法で環境構築ができ、その中でも特に初心者の方にはGoogle Colaboratoryがおすすめ!という話をさせていただきました。

では早速、Google Colaboratoryを使ってPythonプログラミングを一緒に行っていきましょう!

Google Colaboratory

Google Colaboratoryを開く

前回と同様、Google ColabのHPにアクセスし、ご自身のGoogleドライブでログインを行ってください。

ログインを行った後、下記画像を参考のように、

  1. 画面左上の[ファイル]タブを左クリック
  2. [ノートブックを新規作成]を左クリック

を行ってください。

↓ このような画面が表示されていたら成功です!

次に、この画面で表示されている要素について、細かく説明を行っていきます。

各項目についての説明

①は、今回作成したファイルのファイル名になります(拡張子は.jpynb)。

.jpynbという拡張子はあまり馴染みのない方が多いと思うので、ここで少しだけ説明をしておきます。

そもそも拡張子とは、ファイルの種類を識別するためにファイル名の末尾につけられる文字列のことで、例えば大学でレポートを書くときに使用するWordは.docx、Excelは.xlsxなどそれぞれ決まった形を持っています。

この中でも、.jpynbはJupyter Notebookと呼ばれる、データ分析や高度な計算処理を行う際に科学者に頻繁に用いられているツールでの拡張子です。

Google Colabは、クラウド上でJupyter Notebook環境を提供する形をとっているので、拡張子が.jpynbになっています。

(ちなみに、Ananconda3をインストールするとネットに接続していない環境(ローカル環境)でも、Jupyter Notebookが使えるようになります。電波が悪い場所でもプログラミングがしたい!という方はAnaconda3をインストールしておくと安心ですね!)


次に②と③についてです。②を左クリックすると新しいコードセルが追加され、③を左クリックすると新しいテキストセルが追加されます。

コードセル:Pythonのコードを書き込み、実行する用のセル
テキストセル:Markdown形式と呼ばれる形で文章を書くためのセル

④は、先ほど②で追加できるという話をした、コードセルになります。

このコードセルにプログラムを書き込み、④の左側にある再生ボタンを押すと、簡単にプログラムを実行することができます。

言葉だけだとわかりづらいと思うので、実際に簡単なプログラムを書きながら説明していきたいと思います!

実際の使い方

Hello World!

それでは実際にプログラムを書いて、実行してみます。
まず、④のセルをクリックして、以下のコードを打ち込んでみてください。
(コピー&ペースト(Ctrl+V)でも大丈夫です)

これは、おそらくプログラミング初心者全員が一度は入力したことがあるであろうコードで、このプログラムを正常に実行できると”Hello World!”と表示されます。

print("Hello World!")

入力できましたか?入力出来たら、上の図の赤矢印で示されている再生ボタンを押してみてください。(もしくは、Shift+Enterキーを同時押し)
以下のようになりましたか?なっていたら正常にプログラムが動作した証拠です。おめでとうございます!

基本はこれと同じで、

動作させたいプログラムをコードセルに打ち込む

再生ボタンを押す

プログラムを行った結果が返ってくる(もしくはエラー)

プログラムの修正
・・・

という流れになります。とても大切なことなので、ぜひ覚えておきましょう!

テキストタブ

次に、テキストタブの説明です。このセルにプログラムを書いても実行できませんが、活用することで画面がぐっと見やすくなります。やってみましょう。

まず、先ほど図で示した③をクリックしてみましょう。
すると、次の図のように、セルが新しく追加されます。

では、以下の文章をコピペして先程と同様に張り付けてみましょう。

# こんにちは!
## あなたの好きな果物は何ですか?
私の好きな食べ物は、
1. りんご
2. みかん
です!

そして、Shift+Enterキーを同時押しでプログラムを実行してみてください。

このように表示されましたか?
このようにテキストタブでは好きな文字を表示させることができるため、後でコードの整理を行うときなどにすぐ内容を思い出せるようにメモ帳として活用するとができます。分かりやすくコードをまとめておくと理解度がどんどん深まっていき、見直す際にも便利なので積極的に活用していきたいですね!

【おまけ】

新しく作成したコードセルに以下のコードをコピペして実行してみてください。
高校で習った正弦関数(sin)が表示されるはずです!

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

x = np.arange(0,7,0.1)
y = np.sin(x)
plt.plot(x,y)
plt.show()

こんな風にPythonだとグラフの絵画もあっという間に出来ちゃいます(笑)

習うより慣れろ

という言葉をよく耳にしますよね。その通りで、基本的にこのブログでは上記のような形でコードを記載するので、とりあえずコードセルに打ち込んで動作を自分で確認していただくことをおススメします。

そのうえで、ここがよくわからないな。という部分があれば当ブログの記事を参考にしていただければ幸いです!

なお、本記事で用いたコードはGitHub上で公開しているので、こちらからどうぞ!

なお、GitHubとGitHubの便利な使い方について以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください!

【プログラミング初心者向け】GitHubって何?

30秒クッキング~一瞬でPythonを始める裏技~

    なお、内容に関するご質問、ご指摘等ありましたらコメント欄までよろしくお願いします。

    “Google ColaboratoryでPythonを始めよう!” への15件の返信

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。